大人のためのクモ観察会
集合場所には意外にも女性が多く、19名もの参加者が集まりました。午前中は比較的雲が多く、前日の暑さから少し解放されたお天気で、クモ観察会は予定通りの開始となりました。
講師の新井浩司先生からのクモの生態に関する説明は、私のようなクモ初心者にもとても分かりやすく、参加者の皆さんはルーペを片手に熱心にクモを観察しては先生のお話しをメモに録っていました。また、クモが見つかる度に質問が飛び交い、先生はゆっくり説明する暇も無いほど引っ張りだこ状態でした。壁の上に居るようなクモは双眼鏡を使って探したり、見つけたクモをデジカメで写真を撮ってる姿はどれも真剣。気がつけば私も皆さんと一緒に、薄暗い壁の隅や土の上、枝や葉の間に珍しいクモがいないかと探していて、あっという間に終了時間となってしまいました。
今回の観察会では、最終的に46種類のクモが観察されましたが、歌舞伎ショーの演技にあるような無数の糸を吐き出すオニグモ、体がメタリックに輝くヒゲナガツヤグモ、土の中で大きく成長したキシノウエトタテグモには、一段と大きな歓声が上がっていました。
2015年08月08日