えどがわエコセンターとは

                                                                   

 持続可能な地域社会を目指して

 

 

 

認定特定非営利活動法人えどがわエコセンター

理事長 岩瀬 耕二

            

 認定NPO法人えどがわエコセンターは、2004年に発足し近年では年間の総事業数は約250に及び、また、「もったいない運動」の参加者は14万人を超えました。環境活動の輪が着実に広がっていることは、区民、事業者、行政との連携・協働のたまものであり、活動に関わった全ての皆様に感謝申し上げます。

 エコセンターでは、「地球規模で考え足元から行動」していくことを目標に、地球温暖化の防止、ごみ減量・リサイクル、自然環境の保全、環境学習・人材育成、そして「もったいない運動」といった多様な活動を行っています。

 その大きな特徴は、環境に関心のある一部の人たちだけではなく、世代や立場を超えて多くの人々が連携し、協働することで大きな成果が生まれていることです。

 現在、エコセンターを取巻く国内外の状況を見ると、気候変動をはじめとして環境問題は厳しさを増しています。脱炭素社会に向け1997年に京都議定書が生まれてから20年以上が経ちました。我が国が脱炭素で後れを取る中、2015年にはパリ協定が採択され2020年以降の気候変動対策の新たな国際的な枠組みが決まりました。また、同年の国連サミットでは持続可能な開発の目標(SDGs)として17の目標、169のターゲットが採択されました。貧困や格差、紛争や人権問題などと並び気候変動や生物多様性、資源循環など環境に関する多くの目標が定められ、私たちの日々の暮らしの中にもグローバルな視点が求められています。

 一方、江戸川区に目を向けると、自然との共生を目指した東京オリンピック・パラリンピックでカヌー競技が予定されています。また、日本有数の渡り鳥の飛来地である葛西海浜公園(葛西沖三枚洲)は、2018年10月に、国際的な湿地条約であるラムサール条約の湿地に登録され、ワイズユースを取り込んだ地域循環共生圏に向けた取り組みも進んでいます。

 こうした中、エコセンターでは2018年から5年間の新たな中期計画を策定しました。この計画では、日本一のエコタウンを目指して、低炭素な社会づくり、「もったいない運動」の拡大、持続可能な地域社会づくりの3つの基本目標のもと、地球温暖化防止、自然環境の保全など6つの主要な取組みを定めました。さらにSDGsの実現に向けた重点課題、取組み目標、具体的な事業を掲げています。今後、この計画を実現するため、活動基盤の整備とともに連携・協働の強化、会員の拡大、情報発信の充実等にも努めてまいります。

 持続可能な地域社会を目指し、これからも地域のあらゆる皆様と手を携え、日本一のエコタウンを目指して活動を続けてまいります。

 今後とも一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。